飼育してみたいイシガメ人気ランキング
爬虫類の中でも絶大な人気を誇るのがイシガメです。
亀の種類は多く13科目・94属・324種類もあります。そしてイシガメだけでも、イシガメ科19属66種類存在しております。
「飼育してみたいイシガメ人気ランキング10選」と、現在飼育している「飼育中のイシガメ人気ランキング7選」を紹介します。
また、稀少価値度、飼育難易度、甲長、寿命、特徴、食性、繁殖形態をまとめて紹介しております。
目次
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「飼育してみたいイシガメ人気ランキング」は、「今後飼育したい」と考えている亀の人気ランキングとなります。
「飼育中のイシガメ人気ランキング」は「現在飼育されている」亀の人気ランキングとなります。
飼育してみたいイシガメ人気ランキング10選
「飼育してみたいイシガメ人気ランキング」は、「今後飼育したい」と考えているイシガメの人気ランキングとなります。
1位:トゲヤマガメ
最大甲長18~22.5cmとオオヤマガメ属最小種。
生息数の減少やワシントン条約に掲載されたことにより、流通量は減少し日本になかなか入ってこないため希少性が高いのと、甲羅のギザギザの形状が特殊なのが人気の理由。
2位:スペングラーヤマガメ(オナガヤマガメ)
甲長11.5cm。以前は安価で大量に流通していたが、ワシントン条約に掲載されたため流通は大幅に減少している。
幼体やメスの成体は頭部に淡黄色の筋模様が入り、虹彩は黄色や赤。オスの成体では筋模様が消失し、虹彩の色味が消え白や淡灰色になる。
3位:リュウキュウヤマガメ
最大甲長15.6cm。2013年にワシントン条約附属書IIに掲載され、日本からの商業目的での生体の輸出割当は0とされている。
日本では1972年に沖縄県の、1975年に国の天然記念物に指定されたため、許可なく捕獲や飼育をすることはできません。
飼育できないのが人気の理由。
日本(沖縄島北部、久米島、渡嘉敷島)固有種だか、横浜で発見された。
出典:「横浜で保護された天然記念物のリュウキュウヤマガメ!発見したカメショップの店長を直撃取材!」
4位:ノコヘリマルガメ
最大甲長21cmとマルガメ属最小種。日本にも輸入されており流通量はやや多いため安価に入手でき、甲羅の形状が特殊なのが人気の理由。
5位:セマルハコガメ
最大甲長19.5cm。日本国内でも天然記念物指定以降も密猟された可能性が高いなどにより個体数が激減している。
2000年にハコガメ属が属単位でワシントン条約附属書IIに掲載されたため、流通量が減少したのと、甲羅の模様が人気の理由。
6位:ヨツメイシガメ
最大甲長14.5cmと小型のカメで、「4つの眼のある、4つの眼状斑のある」が最大の特徴で人気の理由。
2013年にワシントン条約附属書IIに掲載され、平成初期には流通量は多かったものの輸送状態が悪く、原虫による感染症により状態を崩していたり腹甲に潰瘍ができている個体が多く、飼育の難しい種とされていた。
7位:ジャノメイシガメ
最大甲長16cmと小型なカメ。喉(のど)の色彩は黄色やピンク色、頸部(けいぶ)にはやや細い明色の筋模様が入いるのが人気の理由。
ワシントン条約に掲載された事などにより流通量は激減した。野生個体が少数流通するが、まれに欧米や日本国内での飼育下繁殖個体が流通する事もある。
8位:ミスジハコガメ
最大甲長21cm(さらに大型化する可能性もあり)。頭部の色彩は黄色や暗黄色が人気の理由。
飼育下繁殖個体の幼体が少数流通し、アクアテラリウムで飼育され、飼育下では配合飼料にも餌付くため飼育しやすいのも人気の理由。
9位:ニホンイシガメ(イシガメ)
最大甲長21cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大でも甲長14.5cm。
日本固有種。水質の悪化に弱く、塩素を中和していない水道水で頻繁に水替えを行うと真菌性の皮膚病を患うことが多い。
そのため水質が清涼かつ安定した状態を維持して、飼育する必要があるが、性格が穏やかで飼いやすいのが人気の理由。
ひと昔前は人気ベスト3に入るほど人気が高かったが、水質管理の維持などが理由で人気が低下している。
ニホンイシガメ(イシガメ)の飼い方・飼育方法
ニホンイシガメ(イシガメ)の写真、飼育レイアウト、ニホンイシガメの飼い方・飼育方法の5つのポイント
10位:クサガメ(ゼニガメ)
最大甲長30cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大甲長19.9cm。
北は北海道から南は沖縄まで日本中に生息している。
丈夫で飼育しやすいため初心者に人気な種。安価で入手しやすいのも人気の理由。
ひと昔前は人気は高かったが、大きくなることが理由で人気が低下している。
クサガメの飼い方・飼育方法
クサガメの写真、飼育レイアウト、クサガメの飼い方・飼育方法の5つのポイント
イシガメ人気ランキングまとめ
近年は小型種が人気で、甲羅の形状や模様に特徴的なのが人気になっている。一昔は人気1位だったクサガメ(ゼニガメ)は、大きくなることが理由で、人気が低下している。
ひと昔前は人気ベスト3に入るほど人気が高かったニホンイシガメ(イシガメ)は、水質管理の維持などが理由で人気が低下している。
飼育中のイシガメ人気ランキング7選
「飼育中のイシガメ人気ランキング」は「現在飼育されている」亀のランキングとなります。
イシガメは日本で人気のあるペットのカメで、その中には色々な種類が存在します。
以下に、人気のあるイシガメ7種をランキング形式で紹介し、それぞれの稀少価値度、飼育難易度、甲長、寿命、特徴、食性、繁殖形態をまとめました。
1位:クサガメ(ゼニガメ)
イシガメ科 イシガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★☆☆☆☆
甲長: 15-25cm
寿命: 約30年
特徴: 中国原産で、日本でも一般的に見られる。水に依存し、日光浴が好き。
食性: 雑食性(昆虫、魚、水草など)
繁殖形態: 卵生(1回に5~10個程度)
2位:ニホンイシガメ(イシガメ)
イシガメ科 イシガメ属
稀少価値度: ★★★★☆
飼育難易度: ★★☆☆☆
甲長: 20-25cm
寿命: 約30-40年
特徴: 日本固有種で、甲羅が黒っぽく、淡水域に生息。
食性: 雑食性(昆虫、水草、小魚など)
繁殖形態: 卵生(1回に5~12個程度の卵を産む)
3位:セマルハコガメ
イシガメ科 ハコガメ属
稀少価値度: ★★★★☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 約15~20cm
寿命: 約40~50年
特徴: 背甲が平らで、頭部に特徴的な黄色い縁取りがある。
食性: 雑食性(果物、昆虫、野菜)
繁殖形態: 卵生
4位:ミナミイシガメ
イシガメ科 イシガメ属
稀少価値度: ★★★☆☆
飼育難易度: ★★☆☆☆
甲長: 20-25cm
寿命: 約30年
特徴: 東南アジア原産で、飼育が容易な種類。甲羅が滑らかで黄色が強い。
食性: 雑食性
繁殖形態: 卵生
5位:チチュウカイイシガメ(スペインイシガメ)
イシガメ科 イシガメ属
稀少価値度: ★★★☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 約12~20cm
寿命: 約30~40年
特徴: 南ヨーロッパから北アフリカにかけて生息。
食性: 雑食性(魚、昆虫、植物)
繁殖形態: 卵生
6位:ヒラセガメ(別名:ミャンマーハコガメ)
イシガメ科 ハコガメ属
稀少価値度: ★★★★★
飼育難易度: ★★★★☆
甲長: 約18~22cm
寿命: 約30~40年
特徴: ベトナム、ラオス、カンボジアに生息。非常にカラフルな甲羅が特徴。
食性: 雑食性(昆虫、果物、植物)
繁殖形態: 卵生
7位:マレーハコガメ(ビルマハコガメ)
イシガメ科 ハコガメ属
稀少価値度: ★★★☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 約15~20cm
寿命: 約40~50年
特徴: 東南アジアに広く分布。甲羅が黒っぽく、頑丈。
食性: 雑食性(果物、昆虫、植物)
繁殖形態: 卵生
補足
※10選を選択する予定でしたが、8位・9位・10位が多数のため、7選とさせて頂きました。
※これらのカメの飼育は、適切な環境や食事管理、照明、湿度の調整が重要です。また、繁殖を望む場合、特定の温度や湿度の管理が必要ですので、飼育者は十分な準備が求められます。
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イシガメの特徴:イシガメ科66種類の写真、イシガメの10の特徴、分布(生息地域)、形態・サイズ、寿命、生態(生活状態)、食性(食べ物)、繁殖形態、人間との関係、ペットとしての飼育などのイシガメの特徴についてご紹介します。 イシガメの種類:イシガメ科(19属66種類)もご紹介します。