飼育してみたいヌマガメ人気ランキング
爬虫類の中でも絶大な人気を誇るのがヌマガメです。
亀の種類は多く13科目・94属・324種類もあります。そしてヌマガメだけでも、ヌマガメ科2亜科12属49種類も存在しております。
「飼育してみたいヌマガメ人気ランキング10選」と、現在飼育している「飼育中のヌマガメ人気ランキング8選」を紹介します。
また、稀少価値度、飼育難易度、甲長、寿命、特徴、食性、繁殖形態をまとめて紹介しております。
目次
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「飼育してみたいヌマガメ人気ランキング」は、「今後飼育したい」と考えている亀の人気ランキングとなります。
「飼育中のヌマガメ人気ランキング」は「現在飼育されている」亀の人気ランキングとなります。
飼育してみたいヌマガメ人気ランキング10選
「飼育してみたいヌマガメ人気ランキング」は、「今後飼育したい」と考えているヌマガメの人気ランキングとなります。
ヌマガメ科2亜科12属49種類から選定しております。
1位:ワモンチズガメ
甲長オス7.5~11cm、メス12~22cm。背甲の色彩はオリーブ色や褐色で、椎甲板の一部・肋甲板・縁甲板に黄色い輪状の斑紋が入り、和名(ワモン=輪斑)の由来になっているのが人気の理由。
日本にも輸入されている。1980年以前に少数の流通例があったとされるが、近年の流通例は限定的。
2位:キマダラチズガメ
甲長オス7.5~11cm、メス17.5cm。背甲の色彩は、オリーブ色や褐色。椎甲板や肋甲板に黄色や橙色の斑紋が入りるのが人気の理由。
生息数が減少しており、2006年にチズガメ属単位で、ワシントン条約附属書IIIに掲載されている。
3位:キボシイシガメ
オスは最大甲長12.2cm。メスは最大甲長14.3cm。頭部に黄色い斑点が入る。
背甲の色彩は黒や黒褐色で、甲板の一部が透明で骨甲板の表面の黄色い斑点が透けて見えるのが人気の理由。
日本国内での飼育下繁殖個体の流通量も増加している。広い陸場を確保したアクアテラリウムで飼育される。発情したオスはメスを追いかけ交尾を迫りメスへの負担が大きくなるため、単独で飼育するのが望ましい。
4位:ニシキハコガメ
最大甲長14cmとアメリカハコガメ属最小種。オスよりもメスの方が大型になる。
キタニシキハコガメ、ミナミニシキハコガメの2種がいる。背甲の色彩は黒や暗褐色で、放射状に黄色や黄褐色の斑紋が入るのが人気の理由。
5位:クロコブチズガメ
最大甲長15cmとチズガメ属最小種。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大でも甲長10cm。
デルタクロコブチズガメ、キタクロコブチズガメの2種がいる。背甲の色彩は暗緑色で、各甲板に輪や渦巻き状の細い淡黄色の斑紋が入る。
成長に伴い背甲の斑紋が不明瞭になる。ノコギリのような背甲の形状なのも人気の理由。
2006年にチズガメ属がワシントン条約付属書III類に掲載されアメリカ合衆国からの輸出が制限されたため、掲載以前に流通した個体やそれらに由来する飼育下繁殖個体が少数流通する。アクアリウムやアクアテラリウムで飼育される。
6位:キスイガメ
最大甲長23.8cm。オスよりもメスのほうが大型になり、オスは最大甲長15.3cm。
キタキスイガメ、カロリナキスイガメ、テキサスキスイガメ、ニシキキスイガメ、ミシシッピキスイガメ、マングローブキスイガメ、ヒガシフロリダキスイガメの7種がいる。
頭部背面の大型鱗の色彩は白や灰色で、背甲の色彩は暗褐色や明褐色、淡褐色一色や、明色の輪状や渦巻き状の斑紋が入る個体もいるのが人気の理由。まれに日本へ野生個体も流通していたが、主に飼育下繁殖個体が流通する。
7位:カロリナハコガメ
最大甲長21.6cmとアメリカハコガメ属最大種。トウブハコガメ、フロリダハコガメ、ガルフコーストハコガメ、メキシコハコガメ、ミツユビハコガメ、ユカタンハコガメの6種がいる。
フロリダハコガメは、背甲の甲板には黄色い放射状の斑紋が入る。他の種も背甲の色彩は暗褐色や褐色で、黄色や淡橙色の斑紋が入るのが人気の理由。日本国内での飼育下繁殖個体の流通量も増加している。
8位:モリイシガメ
最大甲長23.4cm。メスよりもオスの方が大型になり、メスは最大甲長20.4cm。首や足の基部がオスは赤や橙、淡黄色、メスは淡黄色がかる傾向があることが人気の理由。
日本への輸入量は少なかったが、ワシントン条約に掲載されてから流通量はさらに激減した。広い水場を設けたテラリウムか、水を浅く張ったアクアリウムで飼育される。餌付きの良い個体が多く、飼育下では配合飼料にも餌付く。
9位:キタアカハラガメ
最大甲長40cm。オスよりもメスの方が大型になり、オスは最大でも甲長32センチメートルcm。
腹甲の色彩は赤や赤みの強い橙色一色なのが人気の理由。
背甲の色彩は濃い暗黄色や褐色、暗褐色。日本への流通量は増加している。成長が早く大型になるため、大型のケージが用意できない場合は一般家庭での飼育には勧められない。属単位で要注意外来生物に指定されている。
10位:アカミミガメ(ミドリガメ)
最大甲長28cm。オスよりもメスの方が大型になる。キバラガメ、ミシシッピアカミミガメ、カンバーランドキミミガメの3種がいる。ミシシッピアカミミガメは、背甲の色彩は淡緑色から濃緑色で、黄色く細い複雑な筋模様が入るのが人気の理由。
安価で入手しやすいために人気は高かったが、近年は人気が低下している。大型に成長することが原因で飼育できなくなり、河川に放流することが問題になっている。
※アカミミガメは特定外来生物に指定されております。詳しくは環境省HPをご覧ください。
ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)の飼い方・飼育方法
ミドリガメの写真、飼育レイアウト、ミドリガメの飼い方・飼育方法の5つのポイント
ヌマガメ人気ランキングまとめ
カメ全体でも大人気だったアカミミガメ(ミドリガメ)が大型に成長することが原因で人気が低下しているが、「飼育中のヌマガメ人気ランキング」では1位である。
その一方で、ワモンチズガメやキマダラチズガメが人気が急上昇し、キボシイシガメは相変わらず人気である。
どの科のカメにも言えることが、小型種が人気である。
飼育中のヌマガメ人気ランキング8選
「飼育中のヌマガメ人気ランキング」は「現在飼育されている」亀のランキングとなります。
ヌマガメは日本で人気のあるペットのカメで、その中には色々な種類が存在します。
以下に、人気のあるヌマガメ8種をランキング形式で紹介し、それぞれの稀少価値度、飼育難易度、甲長、寿命、特徴、食性、繁殖形態をまとめました。
1位:ミシシッピアカミミガメ(別名:ミドリガメ)
分類:キバラガメ、ミシシッピアカミミガメ、カンバーランドキミミガメ
ヌマガメ科 アカミミガメ属
稀少価値度: ★☆☆☆☆
飼育難易度: ★★☆☆☆
甲長: 20~30 cm
寿命: 20~30年
特徴: 緑色の体に赤い耳を持つ。非常に丈夫で、初心者にも飼いやすい。
食性: 雑食(野菜、昆虫、小魚など)
繁殖形態: 卵生
2位:リバークーター
分類:コンキンナリバークーター、フロリダクーター、スワニークーター
ヌマガメ科 クーターガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 30~40 cm
寿命: 20~30年
特徴: 穏やかな性格で、大きな体を持つ。大型の水槽が必要。
食性: 草食(野菜、水草など)
繁殖形態: 卵生
3位:ニシキガメ
分類:セイブニシキガメ、セスジニシキガメ、フチドリニシキガメ、トウブニシキガメ
ヌマガメ科 ニシキガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★★☆☆☆
甲長: 10~25 cm
寿命: 25~30年
特徴: 色鮮やかな模様が特徴。比較的小型で飼いやすい。
食性: 雑食(昆虫、魚、小動物)
繁殖形態: 卵生
4位:キスイガメ(別名:ダイヤモンドガメ)
ヌマガメ科 キスイガメ属
稀少価値度: ★★★☆☆
飼育難易度: ★★★★☆
甲長: 15~25 cm
寿命: 25~40年
特徴: 美しい甲羅の模様が特徴。汽水環境が必要で、少し飼育が難しい。
食性: 雑食(貝類、甲殻類、小魚)
繁殖形態: 卵生
5位:キバラガメ
分類:キバラガメ、ミシシッピアカミミガメ、カンバーランドキミミガメ
ヌマガメ科 アカミミガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 25~30 cm
寿命: 20~30年
特徴: 黄色い腹甲が特徴。丈夫で適応力が高い。
食性: 雑食(野菜、昆虫、小魚)
繁殖形態: 卵生
6位:ヨーロッパヌマガメ
ヌマガメ科 ヨーロッパヌマガメ属
稀少価値度: ★★★★☆
飼育難易度: ★★★★☆
甲長: 15~20 cm
寿命: 40~60年
特徴: 長寿で、冷涼な気候にも適応。特定の温度管理が必要。
食性: 雑食(小魚、昆虫、植物)
繁殖形態: 卵生
7位:ヒラチズガメ
ヌマガメ科 チズガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 12~27 cm
寿命: 20~30年
特徴: 甲羅に地図のような模様が特徴。泳ぎが得意。
食性: 雑食(昆虫、小魚、植物)
繁殖形態: 卵生
8位:ニセチズガメ(別名:キタニセチズガメ)
ヌマガメ科 チズガメ属
稀少価値度: ★★☆☆☆
飼育難易度: ★★★☆☆
甲長: 12~28 cm
寿命: 20~25年
特徴: 地図のような模様があり、活発に泳ぐ。
食性: 雑食(昆虫、小魚、植物)
繁殖形態: 卵生
※10選を選択する予定でしたが、9位・10位が多数のため、8選とさせて頂きました。
このリストは飼育者の人気と稀少性に基づいており、それぞれのカメの飼育難易度や稀少価値を考慮しています。
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ヌマガメの種類と特徴
ヌマガメの特徴:ヌマガメ科49種類の写真、ヌマガメの10の特徴、分布(生息地域)、形態・サイズ、寿命、生態(生活状態)、食性(食べ物)、繁殖形態、人間との関係、ペットとしての飼育など、ヌマガメの特徴についてご紹介します。 ヌマガメの種類:ヌマガメ科 (2亜科12属49種類)もご紹介します。