ジョンストンカメレオンの特徴
ジョンストンカメレオンの特徴
分類:カメレオン科 ツノカメレオン属(ミツヅノカメレオン属)
別名:ジョンストンスリーホーンカメレオン、ジョンストン三角カメレオン、ルウェンゾリスリーホーンカメレオン、ルウェンゾリ三角カメレオン
学名:Trioceros johnstoni トリオセロス・ジョンストーニ
英名:Johnston’s chameleon, Johnston’s three-horned chameleon, Ruwenzori three-horned chameleon
目次
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ジョンストンカメレオンの特徴の詳細
ジョンストンカメレオン( Trioceros johnstoni )は、ユニークな姿と生活習性を持つアフリカのカメレオンです。以下に、その特徴を「分布」、「形態・サイズ」、「寿命」、 「生態」、「食性」、「繁殖形態」、「人間との関係」、「ペットとしての飼育」に分けて詳しく説明します。
分布(生息地域)
ジョンストンカメレオンは主にアフリカの中央から東部にかけています。
特に、コンゴ民主共和国東部、ブルンジ西部、ルワンダ西部、ウガンダ南西部のアルバーティーン地溝帯の標高1,000~2,500mの森林に生息していますが、樹木や灌木が残っている限り半都市化された環境にも耐えることができるのが生息の特徴です。
形態・サイズ
ジョンストンカメレオンの大きな特徴は、頭から突出する三つの角で、これは他のカメレオンと簡単に区別できる点です。
成体のオスのみに3本の角があり、メスには角がありません。
オスの角が特に発達しており、喧嘩や求愛に用いられるのが形態の特徴です。
色は一般的に緑色で、環境や気分によって色が変化します。
体長は約20〜30㎝で、尾も長く、枝に巻きつくのに役立っています。
寿命
飼育下での寿命は約5〜7年とされています。自然界での寿命はそれよりも短い可能性があります。
環境や捕食者の存在、病気などによって寿命が左右されるためです。
生態(生活状態)
ジョンストンカメレオンは独自性であり、日中に活動する昼行性のカメレオンです。
彼らは木々の間で生活し、ゆっくりとした動きで、周囲に溶け込むような行動をします。
ゆっくりと前進することで捕食者から身を守るのが生態の特徴です。
食性(食べ物)
主に昆虫であり、バッタ、コオロギ、ハエ、クモなどを捕食するのが食性の特徴です。
カメレオン特有の長い舌を使って獲物を見極め、正確に見極めて捕食します。
飼育される際には人工餌や栄養サプリメントを併用してバランスの取れた食事を提供することが推奨されます。
繁殖形態
ジョンストンカメレオンは卵生で、メスは1回の出産は通常10~20個(少ない場合は3個)くらいの卵を産みます。
4ヶ月前後で孵化するのが繁殖形態の特徴です。
繁殖活動はオスとメスが出会うことにより始まり、求愛行動にはオスの角が使われます。
人間との関係
ジャクソンカメレオンと同様にとても人気があるのが、このジョンストンカメレオンです。
ジョンストンカメレオンはそのユニークな姿とカメレオン独特の動きで、観光客や研究者の注目を集めています。
一部の地域ではペット用に捕獲されることもありますが、野生個体の捕獲は倫理的な問題も含むため慎重に行われるべきです。
ペットとしての飼育
昼間の温度は22℃~27℃(ホットスペースは30℃前後)、夜間は18℃~22℃で、ケージ内の上下で出来るだけ温度差を作るようにします。飼育湿度は60%程度が基本で、1日に1~2回霧吹き等で湿度を上げます。霧吹き量は1時間程度で乾くくらいが適量です。
ペットとして人気があるため飼育されることも多いですが、ジョンストンカメレオンは高度な飼育環境を必要とします。
飼育環境が整わないと健康を損ねるリスクが高くなるため、経験のある飼育者に向いたペットと言えるでしょう。
また、ストレスに敏感なため、頻繁に触れることは避けたほうが良いとされています。
以上が飼育の特徴です。
ジョンストンカメレオンの特徴データ
ジョンストンカメレオンの特徴は、下記の参考データ資料からリサーチしたものとなります。